Less than 5 hours till the WL mint begins!
少しディープなNFTの話。今後の市場や課題などを考察してみた。
<RFT>
RFTとは、NFTを複数人で権利を所有する、製作委員会方式のようなスキームです。RFTの良さは色々ありますが、一番のメリットは発行枚数と価格変動率を一定コントローラブルに制御可能な「Bonding Curve」で価格を決定できること。Bonding Curveはブロックチェーン業界では古くから注目されており、弊社も2年前に既に実証実験を行っています。またRFTに紐づくERC20を、NFTのような使い方でユーティリティーを提供する形で設計中です。
<メカニズムデザイン>
これは、資源配分や公共的意思決定、優れた市場や投票、レーティングの仕組みを設計することが可能な経済学のことです。数理的な設計なので、コンピュータやスマートコントラクトによる実装と相性がとても良い学問です。
弊社でも1年ほど前に、メカニズムデザインの第一人者で経済学者の、慶大・坂井教授たちと実際にNFTを活用し、一般ユーザーを対象としてオークション販売の実証実験などを行いました。(概要はコチラ 論文はコチラ)
追記:
なので「高値で売れるから、高く売る」はエコシステムを壊すのでやめましょう.
3.サステナビリティ「価値の持続性」
そのため、上述したようなNFTの価値の紛失という状況を避けるために、所有権(NFT)に他のユーティリティを紐づけることで、"価値を紡ぐ"ことが必要になります。
【解決案】
個人的な解決策は、NFT×DeFiを筆頭とする分散型拡張経済だと考えています。簡単に説明するとNFTで出来ることを増やそうってことです。
NFT市場で起きる3つの変化。「ストーリー性のない作品ではだめ」専門家が解説
しかし、このところNFT市場は冷え込んでいる。NonFungible.comによると、NFTの平均販売価格は、2022年1月上旬の過去最高値6900ドル(約86万円)から、3月末には2000ドル(約25万円)まで下落しているという。また、成功したNFTクリエイターの作品には注意すべき点もある。ローガン・ポール(Logan Paul)、グライムス(Grimes)、A$APロッキー(A$AP Rocky)などのNFTは、発行以来、その評価額が下がっている。
完全に失敗したプロジェクトもある。例えば、NBA選手でサクラメント・キングスのポイントガード、ディアロン・フォックス(De'Aaron Fox)は、2022年1月に発行したNFTコレクション「スワイパ・ザ・フォックス(Swipa The Fox)」をわずか1カ月で廃止した。フォックスがNFTの運営を委任したパートナーのやり方に不満があったことが一因だ。
1. ストーリー性がより重要に
例えばCrypto.comで販売しているNFTコレクションは、ストーリー性に重きを置いているという。最近発売されたNFTコレクション「アルファボット・ソサエティ(AlphaBot Society)」は未来的でSF的な物語を押し出しているし、4月22日から販売される「ザ・トリップ(The Trip)」というアニメーションのNFTコレクションは、NFT購入者が「一生に一度の旅に参加できる」ことを約束している。
NFT市場が抱える課題と解決に向けた世界の動き
NFTビジネスを展開する事業者や、それに乗ってNFTを喧伝する個人がロイヤリティをNFTのメリットとして謳っているのは、現時点では過剰な宣伝であり、現行のプラットフォームのロイヤリティに関して言えば、NFTである必要性がありません。元来、NFTを含むブロックチェーンの魅力はパーミッションレスな取引が可能な部分にあります。現在のNFTは、発行者が副次的な経済的恩恵を受けられる状態にはなっていない、ということを多くの方にはっきりと認知していただく必要があります。
Gas代の問題ー「Ethereum Layer1の手数料高騰」
次に、Gas代の高騰が挙げられます。NFTの発行・送信など、ブロックチェーン上の情報を更新する際、GAS代(ネットワーク手数料)を支払う必要があります。GAS代を安くするために様々な解決策がEthereumコミュニティで提案され、開発を進める動きがありますが、NFTの主戦場はEthereum Layer1 mainnetです。(Openseaを経由する取引では、Ethereumに払うGAS代だけで24時間で2億円を記録しています)
NFT初心者がはじめに降り立つのはGAS代が高騰しやすいEthereum Layer1であるため、1~10,000円の価格帯のNFTは発行する時点で損をすることがほとんどです。また、購入する層もEthereum長者であることが多いため、一攫千金を夢見てプロジェクトを立ち上げる人がいたとしても、Ethereum長者のインナーサークルで話題になり、かつ価値が認められないとバブルの恩恵を得ることができませんでした。
世の中にある素晴らしいコンテンツやIPも全てが高価格帯であるわけではないため、Ethereum長者以外へのマーケティングが実質的にできなくなっています。また、GAS代を支払うために暗号資産が必要というだけでも、初心者が気軽にNFTを保有する体験の妨げになっています。
開発コストの問題ー「Solidityを書けるエンジニアが少ない」
また、事業者がNFTサービスを作ろうと構想や事業計画を立てても、希少価値の高いブロックチェーンエンジニアを採用することができません。世界的にそもそも人数が少なく、多くのブロックチェーンベンチャーはブロックチェーンエンジニアの不足を嘆いています。
NFT市場が抱える課題解決への世界的な動き
ロイヤリティの問題解決ーEIP-2981
現在、NFT市場が抱える課題解決に向けて、世界の様々なプロジェクトが同時進行で進んでいます。
GAS代の問題ーLayer2, サイドチェーン
次にGAS代です。Ethereum Layer1は、DeFiとNFTの発達により、高級なブロックチェーンとなりました。GAS代の課題は、Layer2やサイドチェーンにより解決の方向に向かっています。
ソラナの大手NFT市場「Magic Eden」とは|主要機能やMagic DAOの取り組みについて解説
Less than 5 hours till the WL mint begins!
We've partnered with @MagicEden for our launch. ⛲️
Okay Bears: 10,000
Mint Price: 1.5 SOL
Whitelist Sale: 7,400 | 26th April 18:00 UTC
Public Sale: 2,500 | 26th April 20:00 UTC * pic.twitter.com/4mgAeROyVU
「Okay Bears」は、1万点のクマの画像で構成されるPFP(プロフィール画像)NFTコレクションで、Magic EdenのNFTローンチパッドの出身プロジェクトです。
22年4月27日に1.5 SOL(当時2万円)の初期価格で販売されました。5月20日時点には、フロアプライス(底値)が220 SOL(約150万円)まで100倍に高騰するなど、ソラナ上で最も存在感のあるブランドの一つとなっています。
業界大手マーケットプレイスOpenSeaが4月にソラナのサポートを追加していたこともあって、Okay Bearsはイーサリアム市場でも関心も集めました。週間取引額で人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を抑えて3位にランクするなど、Okay BearsはソラナのNFTコレクションが注目を集めるきっかけとなりました。
Magic Edenを利用するには、Phantomなどのソラナ・ウォレットをブラウザ拡張機能としてダウンロードして、接続します。またはIOS・Androidアプリをインストールして、Magic Edenと接続します。
ウォレットにSOLを保持していれば、マーケットプレイスでいくつかボタンをクリックするだけで、NFTを購入できます。暗号資産ソラナ(SOL)は、国内取引所Liquid by FTX(FTX JAPAN)で購入できます。
Magic EdenはPhantomと提携しており、特にスマホアプリからの利用が便利になっています。ウェブブラウザーからMagic Edenにアクセスせずとも出品でき、Phantom上で所有するNFTの価格を設定したり、出品したNFTの入札を確認したり、取引が成立すればPhantom上でプッシュ通知を受け取ることもできます。
Magic DAOとは?
22年2月、Magic 不應忽略 NFT 市場 DAOは、ユーザーのサービスの初回利用日に基づいて、約30,000枚の「Magic Ticket」をエアドロップ(無料配布)しました。このチケットは、Magic Eden の公式discordに設けられた「MagicDAO」への参加証となっています。
- キュレーション:MagicDAOの「注目コレクション」への投票権
- アイデア、改善提案を提出できる
- プロジェクト全体のガバナンス提案と投票権
- 活動内容に応じた各種報酬(ポイント、エアドロップ、ホワイトリスト) *報酬は、チケットのレベルが上がるにつれてスケールアップする場合がある。
- NFTローンチパッドのホワイトリスト割当
- リアルイベントへの参加券
- 専用のAMA、及びフィードバック機会
Eden Gamesの強化
22年3月にローンチした「Eden Games」は、Magic Edenマーケットプレイス上に設置されたコンテンツプラットフォームです。Magic Edenの審査をクリアしたゲーム専用のリスティングページであり、体験版プロダクトを展示したり、プロジェクトチームがアップデートやニュースをエンドユーザーに共有できるようになっています。
NFTの要素を持つゲームが増える中、ソラナ(SOL)の低料金と高速性能はゲームのユースケースに適しています。7月にMagic Edenは、独自のWeb3ゲーム投資部門「Magic Ventures」の設立と、ブロックチェーンやWeb3ゲーミング、そしてメタバース関連のプロジェクトに投資していく方針を発表しました。将来性の高いゲームやゲームインフラやブラットフォームを支援することで、Web3ゲーム領域の覇権を図る目論みです。